婚姻費用と養育費の違い
［婚姻費用］とは
離婚する前の生活費で配偶者と子供の生活を保障する費用の事です。
［養育費］とは
離婚してからは子供に対する生活を補う費用の事で、離婚しても親の愛情だったり責任だと思って支払っていますとおしゃる方が多くいます。
婚姻費用の方より養育費の方が少なくなります。
この差は大きいものです。
婚姻費用と養育費の性質や金額の差を理解して頂きたいと思います。
(養育費は子供の状況や再婚して養子縁組をしてくれたら支払いも変わってきます)
離婚をしてしまったら養育費だけになってしまうので婚姻費用をあてにして、なかなか離婚に応じないケースもあります。
ケース１) 子供が小さくてまともに仕事に就く事が出来ず、実家を頼って別居に踏み切った。
しかし、離婚してしまったら養育費のみになってしまうので調停に申し立てられても、のらりくらりと交わしながら婚姻費用をもらっていた。
ケース２) 子供が小さくて実家に帰ってしまい、仕事に就くことができず、夫から生活費としてカードを預かり充分なはずなのですが、妻のお小遣いと称して別に現金として渡していて、自分の生活がままならないと訴えてきたご主人に、カードは返して貰いましょう、お小遣いは必要が無いとアドバイス、しかし、妻はこれじゃー貯金が出来なくなると怒り心頭。ご主人はATMではありません。呆れてしまったケースです。
ケース３) 熟年夫婦の夫の浮気が発覚。怒りが収まらない妻。金銭的には余裕があるので遊び半分の浮気。しかしそんな事では許せないので毎日毎日詰め寄ったので慰謝料としてまとまった金額をもらったが、まだ許す事が出来ず離婚にまで発展してしまいました。条件として妻の生活を補償する事で納得してもらうとの事でしたが、離婚した後の婚姻費用を保証をしなくてもよいので口約束でごまかされないように、公証役場にきちんと証書として残して置く事をアドバイスしました。
離婚するにはお金が発生しますので良く理解しておく事をお勧めします。
再構築出来る事ならば頑張ってみる事も必要かと思います。
そのための夫婦問題専門家を頼って欲しいものです。
(後悔の無い選択をする為に！)
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